2005年05月

2005年05月31日

『恋愛戯曲』
演出の打合せ:則末チエIKKAN

午後に、演出の則末チエと打合せをしようと言っていたら、あいつ超遅れて17時半?かな。
おせえええええ。まったくもう!!

まあ色々仕事があったんだろうけど、18時からの稽古に行けないじゃないか!
とまあ、そんなことを言ってる場合ではないので、打合せ。

まず、演出の腕の見せ所が一切無い状態であることを指摘。
オープニングはどうするの?笑わせどころや楽しみどころ、グッと引きつけるところは?

ポイントを全然考えず稽古をしていることが判明。
それは演出じゃない。演技指導だ。

役者は演技を学んで欲しいが、チエには演出を学んで欲しい。

トップページから、どういう意図でそのシーンを演出しているのかを聞いて、結局意図もなく演出をしていたようなので、見せ方をアドバイス。

●このシーンはダレてくるから、こういう効果を使うといい。
●出だしは、台本に書かれていないけど、こういうシーンを作って象徴的にするといい。
●この台詞はカットしよう。たぶん作者の鴻上さんだって本番ではカットしたに違いない。
●そんな演出ではお客が「?」を出す。分かりやすく演出をしよう。


まあ、最初から最後まで全てを納得いくように説明。
役者が台本の意味も分からずやっているなんて問題外。
そして演出家は、お客さんをどう楽しませるか、そこを考えてシーンを盛り上げよう。

最後のシーンまで一通り、演出アドバイスをした。

チエ曰く・・・

「これなら疑問だったこともすごく納得できるし、面白くなった!演出って面白いんですね!」

そらそうだ。演出は演技指導者じゃないんだ。
演出と演技指導の違いを、そろそろ分かって欲しい。

さて、稽古場には行けなかったけど、たぶん、今まで稽古場で疑問混じりでやっていたことが明確になっただろう。

とにかく、あとは演技指導も手伝いに行くから。
頑張って、面白い演劇に仕上げて。
力こぶ仕上げるのは、お前の役目だから。

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お芝居関係 
『半熟銀河弁当』
半熟英雄4の特別バージョン。
中のパッケージも、一般売りのものとは違うという優れもの。

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『半熟英雄4』をプレイしています。3よりも断然プレイしやすく出来上がっています。
前作の、時間に追われてアップアップになりながら操作していたアレは無く、ポーズを押してじっくりと作戦を考えられるようになりました。
前作よりもパロディ度が1000%くらいアップしている感じで。

「ずりぃーー!!!!これ!!!!」
と、笑いながらプレイしています。

もちろん、オフィス★怪人社総出で吹き込んだエグモン一座の声も楽しいです。

あーーー、笑える。

ちなみに、自分のチームには「チキチキムーチョ」「城魔道士」「フライングパン」の三つのエグモンを入れて、無敵に戦ってます。

エッグモンスターがいっぱい見られて楽しい。

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池袋のビックカメラには、店頭にこんなブースが!

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ゲーム 

2005年05月30日

恋愛戯曲』@阿佐ヶ谷稽古

さて、もう一週間を切りました。
オフィス★怪人社演劇部。の発表怪。

ほぼお任せ状態で稽古場は進行。
これで3回目?かな、稽古場に顔を出すのは。

さて、稽古場に到着。
星きららと、みとしの二人のシーン。

ううううううううむむむむむ・・・・・・・・・
ぶっちゃけ「超おすすめ!」とは絶対に言えない出来。(笑)
愛嬌で誤魔化すという逃げも通用せぬほどの状態。

やはり、なみえだけだわあ・・・。まともな役者は・・・人は。

もう、見に来る人にはこれだけ伝えたい。
自分の子供の学芸会の発表会を見に来るつもりで来てね。と。

「エンゲキ発表怪」
というタイトルは、一応、ヘボくなるだろうと想定してつけたものだが。。。
けっこう想像を上回るヘボさ。

たいした量の台詞でもないのに、いまだに一切覚えていない出演者達。
台本は、3月くらいの時点で決まっていて、配役も決めていて、5月頭からは稽古が始まったのに、未だに台詞は覚えていない。一週間を切っている状態で、まだみんな台本を手に持って読んでいる。

考えられぬ稽古場。

今日もまた腹が立ち、帰りにはヤンさんの特訓。
飯を食いながら、台本に書かれている役の意味、シーンの意味を説明しながら練習。
でも、一切台詞を覚えるための練習。
台詞の覚え方を伝授するに終始した。

オフィス★怪人社は、本当に本気のアテ書きだから、みんな演じることに関しては楽をしすぎている。甘えている。

既成台本の公演は、役者としての自分を取り戻すためのリハビリなのである。

ヘボいからと言って逃げられぬ。
立ち向かわなければならない問題点なのである。

チエの演出も、およそ演出とは言えぬほどの部活の練習状態。
この部活の練習場の方向性が、やや見えたので、明日は演出のダメ出しをしよう。

本日の稽古場見学者曰く・・・

「今まで、IKKANさんは、謙遜して『ウチの役者なんて全然ダメですよ』と言っているのかと思ったけど、今日の稽古を見て分かった。あれは、メッキだったんだ(笑)。」

本当に、我ながら思う。俺の演出の力はすげえ。
素人でも舞台に立てるのだ。

しかし!!!
それだけじゃダメなんだ。

育て!素人!

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お芝居関係 

2005年05月29日

うちのちむりんが毎度お世話になっている
『新宿クレイジーナイト』

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到着が遅れ、ユリオカ超特Qさんの出番から観戦。
おお、受けてますねー。と、思っていたら、それまではけっこう微妙で、ユリオカさんからようやく空気が掴めてきたと。

あら。
でも、ちょうどいい時にきたな。

会場にはあちこちに知り合いがいるので、挨拶回りを・・・と思っていたら326(ナカムラミツル)くんと合流。一緒に見よーよー。と、陣取る。
何度も聞いちゃうけど、326くんはお酒を飲めない。
俺だけビールで酔っぱらいながら鑑賞。

・ユリオカ超特Q
・アントキノ猪木
・レイパー佐藤
・ちむりん
・レッドキング。
・葉月パル
・中村ゆうじ
・電撃ネットワーク


・・・と、こんだけ見た。

アントキノ猪木さん、案の定ネタ無し(笑)。
レイパー佐藤さん、自主制作映画の監督をやっている最中で、新ネタを作る暇が無いと楽屋で言っていた。ので、小道具を使って出落ち芸(笑)。
ちむりんは、チエが台詞ボロボロ。この新ネタは15日と21日にやったが、一番ダメな出来。うぎゃあ。
レッドキング。は、このライブ向けのネタも作った方がいいなあ。作ろう。
葉月パルさんは、安定感。ベストネタを披露。
中村ゆうじさんはマイペース。最高(笑)。パントマイムの技術が最低の使われ方をしていて素晴らしい。
電撃ネットワークは、ツアーでできた新しい演出かな?無茶の見せ方も演出次第だなあ。アイデアなんかが頭を駆けめぐる。

終演後は、毎度お馴染み打ち上げ。〆切でヒーヒーの326くんを無理矢理連れて打ち上げ(笑)。326くんは飲み会の席で毒舌だから面白い(笑)。幹てつやさんが、大ファンだったらしく、サインを貰ってよろこんでいた。

てなわけで、中村ゆうじさんとツーショット

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お笑い関係 
演劇ぶっく社設立20周年記念プレ・イベント&笹塚ファクトリーオープニング記念
演劇フェスタ★2005 ~next wave vol.1~

田辺茂範プロデュース・劇的改造!ビフォア&アフター!
『ヒロシのパン』

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演ぶゼミの生徒なのか、オーディションで公演に選ばれた出演者なのか、その辺の情報はよくわからないけど、演劇ぶっくの企画公演。とりあえず、ゼミの生徒だというつもりで見る。

作・演出はロリータ男爵田辺茂範さん。田辺さんにお誘いうけて観劇。

この公演の趣旨は、アマチュア役者だけで作っていた芝居にゲストが入ることによって、アマ芝居がとっても素敵になるというもの。
「お部屋改造」とかやってる例の番組のパロディだ。

(1)まず、30分ほどの演劇が上演される。
(2)日替わりゲスト二人を交えて、1時間の公開稽古
(3)劇的改造された芝居の上演。

さて、田辺さんの味わいのお芝居。生徒の演技などはともかく、大好きなロリータ男爵の味わい。これはこれでけっこう面白い。

終演して、田辺さん登場。

「それでは今からゲストのお二人を交えて、1時間の公開稽古を始めたいと思います」

本日の日替わりゲストは高木珠里さん(ドーナツもぐもぐクラブ)&辻修さん(動物電気)。

今30分見た芝居で、どんな役で割り込みたいか。
どんなことをしたいか。
あれこれと話し合い。
公開稽古、というか、新キャラを入れて段取り打合せ(笑)。
稽古する暇は無く、構成が出来上がったと思ったら制限時間の1時間。
田辺さん、バババッ!と、段取りを決めていく。
デタラメに出てきたアイデアを、なんとか辻褄合わせ。素晴らしい。

さて、新キャラを導入してぶっつけ本番。

ふむふむ。ここはやはり、その人のセンスが出るなあ。

真顔でやって欲しいのに、「はいはい、どっちらけのぶっつけ本番ですよ。失敗や努力を笑って下さい」みたいなアマチュア役者がいて、不快。
高木珠里さんという役者さんはよく知らないけど、ちゃんとなんとか役に入り込もうと頑張っていたので案外よかった。

辻さんはもう設定から段取りからほぼ無視。(笑)
自分の実話の親子再会の話。つい先日マジで19年ぶり再会した母親の手紙を読んで貰って、勝手に感動していた(笑)。

ゲストは、ある位置をキープしているんだけど、やはりね、アマチュアさんはもっと真面目にやらないとね。

いや、いい子もいた。
なんなら、気に入らなかったのはたった一人。
あとはみんな良かった。

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お芝居関係