2005年09月26日

『うれしひ』@帰ってきたゑびす

そうだ出演者達の事を書こう。

●長嶺安奈「スズキ(生霊猫)」@椿組 呼び名『あんな』
椿組の少年役担当?といえば安奈。昨年あたりから何度もステージを見ていて、味のある女の子だなーと思っていた。今回は俺の相手役。怪人社の笑いを掴みたくて、あれこれと相談してくる。笑いを教えてください!笑いを教えてください!というパワーでがんばっていた。
俺とのシーンは稽古日数も少なかったし、進藤さんの演出もあまり受けなかったので、二人で一生懸命ネタ出しした。
臆病な喋り口だけど、熱意。どかどか盛り上がる芝居が大好きらしく、今回の二人のからみのシーンは楽しんでいたようだ。
滋賀の公演で、サプライズを行った。夫の進藤さんが、まだプロポーズしてなかったというので、ステージ上でプロポーズ。ステージ上でうるっときていて、楽屋に戻って、知り合いの顔見て泣いていた。良かったねえー。

●松利光「大塚課長」@ラフ 呼び名『まっつん』
今回、超飲み友達!元・MOTHERの役者。怪人社の「魁!女塾」を見て、俺がゑびすに客演する情報を知り、ゑびすのオーディションを受けたらしい。ゑびすの芝居と怪人社の芝居はかなり違うので、最初はかなりとまどっていた様子(笑)。お笑い大好き、盛り上げ係。サプライズプロポーズの企画を、進藤さんから受けたとき、なんなら進藤さんにもサプライズを仕掛けようと言ったのが、松。本当にいいやつ。

●小峰柚子「西巣鴨課長代理補佐」 呼び名『ゆず』
松とともに、飲み会となれば必ずいる酒飲み常連の、柚。ニコニコしながら毒舌で愉快。みんなビールを頼むのに、一人だけ日本酒とか、本格焼酎とか、強い酒から始める酒女。「もう酔ってますよー。すごい酔ってます。」といいつつも、全然他の人よりましで、まあ酒では彼女にはかなわない。体が柔らかくて、踊りとか歌とかもやったらいいねと。ビデオで自分の芝居をチェックしては反省し、勉強熱心。

●河野好美「なおみ(大塚の妻)」@(鬼)be-spirits 呼び名『よしみ』
前回もゑびすに出演していた、よしみ。いつも自信なげに、あっぷあっぷな表情を見せてくれる(笑)。褒められるとものすごく照れるので、みんなで敢えて褒めちぎる。そのリアクションがかわいいと評判。いつも金がない。ボーナスが入ったとき、自分に対するご褒美として贅沢をするといってた。どんな贅沢をするのかと聞けば「オリジンでお弁当を買う」と、ギャグ一切なしで、幸せそうに語っていた。

●井出豊「社長」 呼び名『ダブル』
前回のゑびすで、俺が一番いい役者だなーと思っていた。顔がいい。動きが面白い。喋り方が面白い。すごく俺の贔屓の役者の一人。進藤さんの難しい演出に真っ向から向き合って、試行錯誤ディスカッションをしていた。男にしかモテないので(笑)、なんとか女の子にもモテるようになってほしい。

●中野嵩大「沖野くん」 呼び名『ノッティー』
前回のゑびすに出演していたというノッティー。俺に全然ノッティーの記憶が無く、名古屋公演後に前回のゑびすのビデオを見直した。なんと超主役じゃないか。あのときのかわいい男の子がノッティーなんだ。ははーーーーん。全然わからなかった。稽古時期、一度家で意識不明になったことがあったらしく、本番大丈夫か?とみんなで心配した。結局大丈夫だったが、原因不明の意識不明はいったい何だったのだろう。体には気をつけてほしい。本当にかわいい役者で、みんなにかわいがられていた。いっつもみんなでいじめて遊んでいた(笑)。

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お芝居関係 
劇団・帰ってきたゑびす公演『うれしひ』

9月23日の公演を持って全日程終了!

お疲れ様、メンバー。
ありがとう、お客様。
全体にほぼ満員の中での公演。楽しかった。

やはり、何よりも楽しかったのは、この出演者達との共同作業。
こんなに熱くなれたのは久しぶり。
高校演劇部時代以来のワクワク感。

またこのメンツでやりたいな。そんな気にさせるステキな仲間達だ。
進藤さんの人柄にも触れ、難解な芝居をよくぞやり遂げた。
我ながら、昨年のゑびすよりも、ドシドシ良くなった気がする。

前々からお世話になっていた進藤さん、なんとか恩返しをしたくてね。

名古屋での千秋楽終了後の打ち上げ、
そして、帰りの車を運転しながら、
府中の倉庫に道具を返しに行ったとき、
大道具や小道具を早稲田に持って帰ったとき、

みんな名残惜しそうにしている。
俺も名残惜しい。

こんなに公演後に名残惜しくなったのは、本当に高校演劇以来だわ、きっと。
青春だなあ。

ただただ真面目に、ひたすら自分のために、観客のために、
そんな空気の稽古場と本番。
俺なんかわざと茶化すように、いろんなメンツいじめたけど(笑)、本当に愛してたよ仲間。

良かったな。本当に演劇が好きだわ。

オフィス★怪人社で、ここ数年あまりやる気のない人間もステージにあげなきゃいけなかった。これは本当にストレスで、でもお客さんが喜んでくれるならそれでいいかなんて騙し騙しやっていた。

東京公演と名古屋公演の間で、問題だった劇団員がやめたりして、周囲は心配してくれたけど、俺は逆にみんなのためにもコレがいい機会だったと思う。

やはり芝居のステージに上がる人間は、芝居をやりたい人間でやるべきなんだ。
無理矢理やってたよ、俺。やる気無い人にまで、へこへこして、甘やかして。厳しくできなかったわ。お陰でやる気満々のメンバーの士気が下がったりして。稽古場の熱が、後輩が先輩を敬遠したりとおかしくなっていた。

でも、ゑびすの公演は違った。
全員が、やるぞ!どうすりゃ良くなるんだ!と、熱の方向性が一つに向かってた。
うん。

不器用さでは誰も一緒で、まだまだな部分は同じだけど、
同じだけど、違う。

ああ、言葉にしたくないほどに、気持ちの良い公演だった。
またやろうね、進藤さん。

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お芝居関係 

2005年08月31日

帰ってきたゑびすの芝居。作・演出はもちろん進藤則夫氏!

『うれしひ』は、15年前の芝居の再演。しかし、稽古場でのワークショップを経て、自殺などをテーマに書き直したところ、進藤さんに2月の頃に見せて貰った初演台本とは確実に違うモノ。進藤さん曰く、80%直したので、まあ完全に新作。・・・確かに。

で、今回は公演を引き受けたときから「構成や台本の協力をお願いします」と、言われていたので、進藤さんが書き上げてきた新作を、俺の「思い」、そして当然オフィス★怪人社の座長に求められている「笑い」を込めてリライト。

稽古場での進藤さんの演出を聞きながら、進藤さんの世界観を崩さずに、より気持ちよくわかりやすく、そして切なく笑える芝居を。と。

それが、今日、俺のリライト脱稿!完成!お疲れ俺!
うむ。
オフィス★怪人社では出来ない形の作品を書く。これまた面白い。

オフィス★怪人社は、「笑い」を入れなければならないというノルマがあるが、今度の進藤さんの本の協力に関しては、笑いは必要最低限にして、今まで「書いてみたかったけど、ウチじゃ上演できない」ものを書こう。書いてみたかったけど、上演する機会がなかったものがかける喜び。

・・・これは「うれしひ」

これを機に、いろいろと新しい台本を作ろう。そんな気にさせられる作業であった。
いい台本になった。

この芝居は、何度も見て欲しい。何度も見て、表面に出る部分以外の部分に気づいて欲しい。小説を何度も読み直して楽しむように、芝居も何度も見て気づかなかったところを味わって探って欲しい。

進藤さんが、俺の書き直しを読んで、「いや、ホントいい台本になりました」と喜んでくれた。
あとは、役者。頑張ろう。超台詞多い。

はい!見に来ましょう。俺のいっぱいいっぱいの長台詞を。
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お芝居関係